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PEOPLE

The creativity, grown up in Nishikatsura, beautiful village by Mount Fuji

企画チームに聞く、槙田商店で働くこと

富士山の麓、山梨県西桂で培われるクリエイティビティ

Q:みさとさんは東京造形大学とのコラボレーションをきっかけに卒業後槙田商店に就職されたとのことですが、なぜここで働こうと思ったのですか?

みさとさん:「意外と東京に近い立地ということ、そして何より服地の面白さに触れたことです。今年で4年目になるのですが、1年目からどんどんデザインさせてもらえて、現場で物作りに携われました。他だとなかなかそんな仕事はさせてもらえませんし!良かったです。」

Q:主にどんな仕事をされているんですか?

みさとさん:「取引先様からのオーダーを受けてそれをデザインする仕事と、それとは別に国内外の展示会で発表をするオリジナル生地のデザインもやっています。」

Q:田村さんは槙田商店デザイン室のトップですが、みさとさんをみていてどうですか?

田村さん:「私は槙田商店にまだデザイン機能がなかった時に入社したんです。当時はドビーが主力で、チェックやストライプが中心なので、アーカイブや資料からの設計がメインだった。でも私が入社してデザイン自身を考える業務が始まりました。前例もありませんでしたし、考えてやったものを商品化していく中で実際NGが出たことってないんです。もちろん売れた売れないはありますが、とにかく考えてみる、やってみる、をずっと応援してもらえる社風でしたから。 みさとちゃんもそうだし他の後輩たちもそうですが、みんな何年目だから何をするとかじゃないんです。新人も経験者も考えてやってみる。それは自分がそうしてもらってきたことと同じ。続いているんです。」

Q:大切にしていることって何ですか?

田村さん:「槙田らしさ、ですね。オリジナルという意味ではオリジナル傘を作っているので、例えばその場合でもどんなに生地のデザインが良かったとしても、槙田商店らしさはある?というディスカッションを必ずチームでしながら進めていきます。それによって柄の完成度が変わるんです。 みさとさん;「確かに私の企画で野菜をインスピレーション源とした菜(さい)という晴れ雨兼用傘があるんですけど、割と簡単に生地ができたんです。でも田村さんから野菜にある筋とか凹凸みたいな柄を線で入れた方がいいよとアドバイスをもらって。」 田村さん;「生地だと本当にそれで綺麗に問題ないんですよ。でも傘って立体でしょ。三角の型でカットして仕立てていくと、カットによってなんか間が抜けた部分が見えてくる。だからそこまで考えて作りこむ必要があるんです。」

Q:それって経験のなせる部分ですよね。

田村さん:「というかね、そういうちょっとしたディテールへの追求がうちらしさなんです。もっと凹凸があった方が野菜なんじゃないか、この線があることでもっと広げた時も美しいんじゃないか、だったらあの素材とあの技法が使えるんじゃないか、なんて知っていること、経験したこと、感じたことを持ち寄って追求していく、そこでしか生まれないんですよ、目指す生地は。」

Q:そんな槙田商店にこれから欲しい人材ってどんな人ですか?

田村さん:「好奇心旺盛な人ですね。そして多角的にものが見える人。貪欲な人。」

Q:みさとさんはこれから入社を考えている人に何かアドバイスありますか?

みさとさん:「ものづくりが好きな人がいいと思います。私は布好きなんですが、田村さんは布好きじゃないんですよね。」

Q:えっ?布好きじゃないんですか???

田村さん;「うん、布好きなわけじゃないですよ。作るのが好きなんです。」 みさとさん;「作るの好きの集まりですね。」 田村さん;「マニアックな人も来て欲しいなあ。」 みさとさん;「社内には生地組織好きみたいなマニアックはいますけどね。」 田村さん;「新しい発想を持ち込んでくれるマニアック募集!そしてアピール力がある人。外に向かって発信してくれる人がいいです。うちはアピール下手だからね。」

さあ、我こそは、というみなさん。クリエイティビティーを形にできる仕事、ここにあります。

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