

sales&production control
営業&生産管理チーム
クライアントの要望を可能な限り形にするために、重要な橋渡し役を担うチームです。
企画チームや製造現場とのコミュニケーションを取りながら、納期や品質の管理など、全体の指揮を執ります。

職人とお客様をつなぐ架け橋
interviewer:栗原友貴
傘の別注対応から製造現場の調整、販売まで、傘づくりの現場を支える栗原友貴さん。
オリジナルブランド「槇田商店」の生産管理から、オンラインショップの受発注やポップアップの対応と、幅広い業務を手がけています。
様々な業務を通じて感じる自社の魅力とこれからのチャレンジについて語ってもらいました。
Q.営業だけではなく、多岐に渡る業務を手掛けていますよね。
営業以外の仕事ですと、主な業務はオリジナル製品の生産管理です。弊社では傘生地を織ってから、縫製、組立てをしていますので、生産管理をするためには、織物を発注するための糸の手配から、UVや撥水などの後加工、傘の製造に至るまで、全行程を把握する必要があります。
取扱商品数が300種類以上もあるので、どの柄が現在何本あるかを把握するだけでも大変な作業です。
欠品しないように、製品ごとの売上データを分析して売れ筋商品を把握し、生産量を突き合わせながらどの商品をどれだけ作るべきかの目標を立て、適切な生産量をコントロールするのはとても大変な作業です。傘生地がなくなったとしても他の柄を織っているとすぐには織り上げることができません。それに、傘は職人さんが三角にカットした生地を縫い合わせ、様々なパーツを組み合わせて作っていくので、制作には時間がかかるので、入念な準備が必要になります。


Q.他にはどのような業務をされていますか?
オンラインショップの管理をしている他、楽天市場、Creema、CRAHUGなどのショッピングサイトの受発注管理、出荷作業の管理も担当しています。出勤すると最初に受発注の確認を行い、企画チームや配送担当者と連携を取りながら発送業務が滞らないよう、お客様のご要望に合わせた段取りを行っています。槇田商店の傘は高級な商品ですので贈り物にしていただけることが多いのですが、お手紙を添えたいお客様も多いので、手紙の内容にも不備がないよう企画チームとも連携しています。
他にも、Google広告の管理やポップアップショップの対応など様々です。


Q.ポップアップショップはどのような対応をされていますか?
催事のお誘いをいただいた際の窓口として対応をしています。今年は、催事のお誘いをいただいた際の窓口として対応をしています。今年は、アロフト銀座、名古屋タカシマヤ、松屋銀座、渋谷ヒカリエShinQsと大型イベントが目白押しですが、どんなイベントにしていくかは企画チームと連携しつつ、設営や接客、人員配置などの対応をしています。近年ではInstagramやWEBサイトで商品を見た方からの問い合わせをいただく機会が増えているので、新規取引先とのリモート会議なども対応しています。
正直、店頭での接客は得意ではないのですが、販売が上手な弊社のスタッフの売り方を見ながら勉強しています。自分たちの商品が売れるのはやはり嬉しいです。催事の売行きを質問されることも多いので、最近では社内へのフィードバックも大切にするようにしています。


Q.好きな傘はありますか?
Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)の傘が好きで手元をカスタマイズして使っていましたが、接客したお客様からMAKITA STANDARDの魅力を教えていただき、好きになりました。MAKITA STANDARDって一見無地に見えるのですが、光の当たり具合でヘリンボーンの縞柄がさり気なく見えてくるんです。色もカーキが好きでしたが、そのお客様の影響で、ブラックがカッコイイなと思うようになりました。独特な味わいがある傘でカッコイイです。


Q.他にも対応されている業務はありますか?
BEAMS JAPANさんなどのセレクトショップからいただく別注のご相談や、傘の卸先様からのご注文も対応しています。発注書の確認や納期管理は大変ですが、生産管理という立場から営業にも深く関わることで、自信を持って商品の魅力を提案することができます。営業というと“外に出て売り込む”というイメージが強いですが、打ち合わせはオンラインミーティングが多いので、私は社内での対応が多いですね。飛び込み営業とかはしたくなかったのでこの仕事のスタイルは自分にはぴったりで気に入っています。




Q.それだけ多くの業務をこなすのは大変ではないですか?
最初は自分だけで管理していたものも、規模が大きくなるにつれ企画チームが対応してくれるようになったり、配送作業も企画チームと製造チームが連携してくれるようになったので、うまく回るようになりました。4〜6月の繁忙期は人手が足りないので、販売チームも加わり総出で対応しています。Google広告の管理も、企画部に画像や文章を作ってもらったり、専門家に入っていただいたので安心できるようになりました。


Q.槙田商店で働く魅力を教えてください。
有給休暇が時間単位で取得できるなど、柔軟な働き方ができる環境が整っています。社内の雰囲気も休みを取りやすく、プライベートとの両立がしやすいのが魅力です。槇田商店の傘がテレビで紹介されたり、雑誌やSNSで有名人が紹介してくださることも増えて嬉しいです。それと、ゲームやアニメが好きなのですが『ゆるキャン△』や『アイドルマスター』などの好きなコンテンツと槙田商店がコラボして商品開発していて凄いなと思っています。


Q.今後の目標を教えてください。
生産管理の強化です。計画生産体制は3年前から進めていますが、これまでは在庫を抱えすぎないようにと調整してきましたが、人気商品の傘の需要が集中した際に欠品をさせてしまったことがあります。お客様対応があるのでつい自分の業務を後回しにしがちですが、チームに迷惑がかからないように、もう少し工夫をしながら綿密な在庫管理を行っていきたいです。せっかく「今この傘がほしい!」と思ってくださったお客様に傘をお届けできないのは申し訳ないので、槇田商店の傘をもっとたくさんのお客様に届けられるよう、デジタル管理も含めてもっとチャレンジしていきたいですね。

